栽培へのこだわり
栽培のこだわり
【緑肥を活用した土づくり】
緑肥作物という栽培した植物を腐らせずに土壌に入れて耕し、肥料にしています。
その効果は
①炭素(C)の供給
②土壌物理性(土の硬さや水分の含有量など)の改善
③土の生物相(土中微生物の多様性)の改善
④大気中の二酸化炭素(CO2)を土中に戻す
などがあります。土づくりに欠かせないのはもちろんですが、農薬や肥料の低減にも有効で、温暖化対策としての脱炭素の取組としても有益です。
【ミネラルの供給】
野菜の美味しさは光合成産物の美味しさで、重さの90%は水分です。しっかりと光合成をおこなうためには沢山の種類の栄養が必要で、植物体内に水分を保つのも同様です。そのために必要な栄養は「ミネラル」と呼ばれます。沢山の種類がありますが、それらが相互に関連しあって、鎖のようにつながっています。人と同じでバランスの良い食事を野菜もとることで、水分の多いみずみずしい、旨味ある野菜が育ちます。
【有機肥料】
「野菜を育てる」≒「土を育てる」ことだと考えています。土づくりは人の手だけだと、その植わっている野菜に必ずしも良い環境にはなりません。土づくりに欠かせないのは微生物です。この微生物が野菜と一緒に育つことで美味しい野菜にもなります。農園では土壌消毒などは使用せず、できるだけ微生物を生かすような農法で栽培しています。
【栽培品目】
春キャベツ
三浦市は国指定のキャベツの産地です。 キャベツですが、固くしまった冬系の キャベツよりも、春に出荷されるふん わりと緩く結球した春キャベツが有名 です。三浦半島の温暖な気候を生かし て生産されるキャベツは農薬の使用回 数が少なく生産できます。 主な出荷時期は4月と5月上旬の短い期 間ですが、どんな食べ方にも合う美味 しいキャベツです。 |